Case 1:カーゴドアのインナーフレーム Repair of Inner Frame for Cargo Door
腐りを隠すようにFRPで補修されています。
一見問題無いように見えますが、時間が経つと腐りが進行しFRPを押し上げて割れてしまいます。
ドアの開け閉めでただでさえ力がかかる部分ですので、オーナーの要望により鋼板で作り直すことになりました。
幸いにも腐りは最下部だけでした。
錆に強いボンデ鋼板で形を作っていきます。
水抜き溝もオリジナルと同じように形成します。(そうしないとまた水が溜まってしまいますから)
コーナー部分もオリジナルと同じように作っていきます。
ドアの開閉および、チリにも影響しますので何度も確認します。
いかがですか?
リプロ(Reproductionの略)で出ていないからといって諦めていませんか?
BUG BOXでは「無いものは作る」という考え方をします。
そうでないとオーナーが本当に満足するレストアはできないと思っています。
この後は腐り部分を切開し、溶接します。
プライマーを塗り仕上げていきます。